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MIS(最小侵襲性手術)とDAA(前方進入法)の紹介
MIS
近年は画期的な手術法が開発され、体への負担が少ない手術ができるようになりました。
正常組織にできるだけダメージを与えず、異常部位を修復することを目指します。
手術の傷も小さく、美容上の満足度も高いです。
手術の傷が小さいだけでなく奥にある筋肉、血管、神経などを殆ど傷つけず、かつ手術の目的を十分に達成することで、早期のリハビリ、痛みの軽減を目指します。
DAA
股関節の MIS を行う手技として DAA があります。 変形性股関節症に対する人工関節や、頚部骨折に対する人工骨頭などに行われる前方進入法のことです。
前方から進入することで、股関節周囲の筋肉に一切メスを入れずに手術を行います。
筋肉を温存できるため脱臼率が低く、早期からリハビリ・歩行を行うことができます。
また、痛みが少ない、肢位制限が少ない、歩行・昇降能力の改善が高いなど様々なメリットがあります。
高い技術を必要としますが、当院では一般的に行われています。
ただ、股関節の手術のすべてに適応されるわけではありません。
変形性股関節症や頚部骨折は男女ともにかかる病気ですが、特に女性が多く、女性にとって皮膚を大きく切開することは好ましくありません。
従来の方法では傷口が20cm程度ですが、DAAを行うことにより半分程度の傷で行うことができます。
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